正義の味方、それともただの変態? 仮面を付けているキャラクター特集

映画にまでなりました

仮面ティーチャー、まさかの劇場化

ドラマが決して成功という風に語れないながらも、仮面ティーチャーはお膳立てが済んでいたように、劇場映画化しました。もう言うまでもない、だが『HEAT』といったよく分からないまま人気がないのに、映画化まで番組放送時から決まっていたという噂もあった事を考えると、そちらよりもマシとだともいえなくもない。

劇場の内容はドラマから更に半年後の世界観、舞台となる学校もまた変わって繰り広げられる世界観となっているので、ドラマを必ずしも見ていなければわからないという内容ではない。極端な話、主演のアイドル見たさを目的にすれば見る理由など瑣末な物かもしれません。そのせいかもあって、映画に関しては最終的に興行収入が『4億円』にまで到達している。全国138スクリーンと多いとは言えない劇場公開数を考慮すると、熱心なファン層に支えられての結果とすれば納得できなくもないからだ。

そうでなくても最近の劇場作品もかなり露骨な商法を駆使して来場者を増やすためにあくせくしていると考えると、世の中複雑になりすぎてないかと妙な感慨に苛まれそうだ。

来場者特典としての価値

元々ジャニーズが好きなファンをターゲットにした作品とだけあって、公開中も女子高生のグループが常に会場へと押しかけていたというから、誰に人気の矛先が向いているかは目に見えている。それだけでなく、映画鑑賞をした来場者に向けて配布する特典の存在も大きいだろう。

劇場版 仮面ティーチャーで配布された特典は『仮面シール』というもので、一枚目のシールを剥がすとその下から主演を努めているキャストが登場する仕様となっている。来場特典についてはそこまで多く情報は出ていませんが、やはりこのシール目当てにしていた人もいるでしょう。それこそ現存するシールすべてを集めてコンプリートする、なんて強者がいてもおかしくない。そこまでするかと思うが、ファンだからこそそうするのです。

映画の内容は

肝心の映画についてですが、完全オリジナルな劇場作品といった方が良いでしょう。藤沢とおる先生原作の仮面ティーチャーを題材にした、全く新しい作品とでもいえばいいかもしれません。

作中では主人公の荒木剛太のかつて担任だった羅門が暴力で生徒を支配するという教師に成り下がり、その部下である阿南発足の新生徒会によって学内は常に監視状態にある、といった状況を打破するために活躍するという物語だ。

学校の舞台となったのは既に彼が救った学校を舞台にしているので、どちらかと言えば新たに赴任した荒木と同じ組織に所属しながら行き過ぎた暴走を行っている教師を止める、といった内容になっています。荒木にしても殴らないと決めながらも、救うためには戦う拳を振るっているところを見ても、何だかなぁと個人的に感じる部分ではある。

言ってしまえば、この作品はジャニーズ、ならびにそうした男性アイドルが大好きな女子中高生をメインターゲットにした娯楽映画というべき作品だ。なので一般層を狙った作品ではないので、作品に対しての感想も良し悪しとして分かれそうだ。

終わり良ければすべてよし?

劇場版を持ってして、実写版仮面ティーチャーも無事エンディングを迎えた。原作も既に終了しているが、実写版とは異なる展開となっているので別物と見るべきでしょう。面白いと言えるかも知れませんが、内容に関しては原作は藤沢とおる先生節が炸裂しているので、受け付けないという人ももしかしたらいるかもしれませんで、ご注意ください。

こんな破天荒な教師が活躍する仮面ティーチャーだが、仮面を被って正体を隠して暗躍しているわけだ。ではこのヒーロー像が本当に格好が良いかと言われると、正直微妙かもしれません。仮面を被ったヒーロー、そもそも作中で生徒に徹底的な制裁という名の暴行を加えた後に、頭をKTのイニシャルで断髪されるのは中々精神に来る物があります。仮面を被っていればヒーロー、といったイメージとは程遠そうだ。藤沢とおる先生の作品でそんなヒーロー像を求めるほうが酷な話かもしれませんが、話の筋としては別段悪くはないだろう。