正義の味方、それともただの変態? 仮面を付けているキャラクター特集

人間じゃなくなったことを機に

変態を素晴らしいと言いのけてしまっている

変態仮面のように臆面もなく自身の変態性を肯定していたり、無自覚に変態さが露呈しているのに本人が全く無自覚というタキシード仮面と怪盗ミスティナイトのような例がある。ただそれとは全く違う方向性で貫いている、変態仮面キャラクターがいる。変態だ、などと罵られても何処吹く風、あまつさえその姿をオシャレだと先に紹介した三例とは全く違った道筋で我が道を行く変態仮面キャラクターといえば、あのるろうに剣心の作者である和月伸宏さんの作品である『武装錬金』に登場する『超人パピヨン』の存在を忘れてはいけない。

文字通りではないが、名前からして変態なのは言うまでもない。ただ彼は変態仮面と言われながらも作中では非常に高い人気を獲得しているキャラで、筆者も初めて見たときには主人公やヒロインよりも一番好きになってしまったキャラでもあるからだ。登場した時から変態だったわけではないが、その経緯をここで話していると長くなってしまうので割愛する。

どんなところが変態なのか、その点について見てみよう。

パピヨンの変態性

超人パピヨンとはいうが、作中では元々『蝶野攻爵』という人間だった存在が己の身体に掬った不治の病から回復するためにホムンクルスと化して再誕した。その後主人公たちとの激闘を繰り広げて一度は死んだと思われていたが、その後生存が確認された。そうして再会を果たしたわけだが、そこからがインパクトがありすぎた。

まず主人公に電話で生存報告させると、その後話をするために待ち合わせをする。町中の駅前に現れたのは、際どい全身タイツに蝶形のマスクを身につけた文字通りの『変態さん』だった。周りの人達は唖然としながらあえて誰もツッコミを入れず、主人公たちはパピヨンとともにファーストフード店へと入店してお茶をする。この時点で出入り禁止になってもおかしくないのだが、断るすべなく店内で堂々と話が始まる。

ヒロインから姿がふざけているというが、彼はこんな風にいう。

『これほど素晴らしくおしゃれな服装はないだろう?』

と、自身の変態性を肯定しつつ、あまつさえオシャレとまで言い放ってしまったのだ。自覚して更に自分をオシャレだと言ってしまう辺り、変態仮面以上の変態のようだ。

それからも彼の変態さは作中にて披露され、その度に反響を呼んでいる。

海水浴場での格好

必然と人が露出す場所といえば海岸だ。海水浴場で水着に着替えるわけだが、パピヨンがその時着用したのは変態仮面の格好を髣髴とさせる姿に、彼の特徴となっている蝶マスクを身に着けている。呆気にとられている一般人たちの視線も何処吹く風として流しているので、気にしているどころか自分を見ていることに対して喜びさえあるのかもしれません。

露出狂、というわけではない、そう言っても誰も信じないと思うが。

スペックについて

人間じゃなくなったので、従来の人間とは全く異なる存在なので身体能力は極めて高い。また生来高い頭脳を持っていることから、作中で再現不可能と言われたとあるアイテムを作り出すことに成功し、その技術力の高さを証明している。

物語冒頭では悪党として描かれながらも、最終的に主人公とは永遠のライバルとしての立場になっていることからも、非常に人気の高いキャラといえそうだ。

最終的に

変態仮面の称号にふさわしい超人パピヨンだが、物語終盤においては主人公たちが暮らす街では何故か『マスコット化』して大人気になるという奇っ怪な現象が起こっている。この頃には『超人パピヨン』から『蝶人パピヨン』として、街の人達のために活動するという人間でもない、ホムンクルスでもない、全く新しい存在として都市伝説にまでなったという。

ただどんなにすごい存在になっても彼が俗に言う変態仮面であることに変わりない。とにかく言っておく、人気があることに騙されるな。マスクに際どい全身タイツを身に着けているけど、変態仮面以上の変態なのに変わりない。こう見ると仮面ティーチャーの十文字隼人がすごくまともに見えてくる。

同じ変態性でも、一線を画したものであることだけは間違いないようだ。